安部公房

このページには、安部公房関連のニュースやデータを掲載します。気がついた情報を適宜載せておりますが、最新ニュースについては、もぐら通信:ニュース&記録をご覧下さい。また、安部公房解読工房安部公房の広場か らダウンロードできる、月刊「も ぐら通信」も併せてご覧下さい。


ニュース

イベント情報

NHKカルチャー「カルチャーラジオ 安部公房を読む」

NHKカルチャーで、「カ ルチャーラジオ 安部公房を読む」という講座を開講します。
[日時]2024年9月1日、15日、22日、10月13日(日)13:00〜15:00
[会場]NHKカルチャー青山教室
[参加費]会員15,136円、一般17,864
[講義概要]
 2024年は、小説家・安部公房の生誕100年にあたります。この機に、代表作をご紹介するだけでなく、劇作家、演出家としての安部公房の活動にも 光を当て、安部公房の作品、そして、人間・安部公房の魅力について、早稲田大学の鳥羽耕史先生に多面的に語っていただきます。

朝日カルチャーセンター「安部公房生誕百年記念講座 芸術運動がもたらしたもの」

朝 日カルチャーセンターで、「安 部公房生誕百年記念講座 芸術運動がもたらしたもの」という講座を開講します。
[日時]2024年9月28日(土)10:30〜12:00
[会場]朝日カルチャーセンター新宿教室
[参加費]会員3,465円、一般4,565
[講義概要]
 安部公房は、詩人から実存主義の小説家、そしてシュルレアリスムの作家へ と、目まぐるしい変貌を遂げ、「変貌の作家」と呼ばれました。その後もルポルタージュ、ラジオドラマ、テレビドラマ、映画、演劇と、さまざまな分 野で活躍した人です。
 今回の講座では、安部公房の出発点にあった、戦後の芸術運動をとりあげます。岡本太郎と花田清輝が始めた〈夜の会〉、若手が集った〈世紀〉、新しい ルポルタージュを目指した〈現在の会〉、そして多くの文学者や芸術家が集った〈記録芸術の会〉など、安部公房は多くの芸術運動に関わりました。安部公 房は、どんな人々と関わりながら、その作品世界を作り上げたのでしょうか。そして、安部公房と共に活動した人々は、どんな活躍をしたのでしょうか。み なさんと一緒に探ってみたいと思います。

仙川安部公房生誕100年祭

調布市文化会館たづくり2階くすのきホールで、仙 川安部公房生誕100年祭が開かれます。
[日時]2024年9月29日(日)第一部14:00-16:40映画『砂の女』、第二部17:15-20:00映画『おとし穴』、生誕100年記念 鼎談「俳優座、仙川と安部公房・真知夫妻」
[会場]調布市文化会館たづくり2階くすのきホール 〒182-0026東京都調布市小島町2丁目33-1
[参加費]無料(予約推奨)

『安部公房 消しゴムで書く』刊行記念 安部公房生誕100年企画 3回連続トークセッション ABE工房(KOBO)への誘い 第一弾「映画篇」

ジュ ンク堂書店 池袋本店で、『箱 男』の石井岳龍監督と、『安部公房 消しゴムで書く』刊行記念 安部公房生誕100年企画 3回連続トークセッション ABE工房(KOBO)への誘い 第一弾「映画篇」というトークセッションを行います。
[日時]2024年10月1日(火)19:00〜20:30
[会場]ジュンク堂書店 池袋本店 9F イベントスペース
[参加費]2,000
[概要]小説だけでなく戯曲、映画、放送の世界から劇団の主宰に至るまで活躍し、ノーベル文学賞候補として世界的な評価も高い、今年生誕100年を迎 えた安部 公房。その公私に及ぶ行動を仔細に追い、周囲との影響関係をどう作品へ結実し、またその痕跡をどう消し去ったかをたどった第 一人者による決定版評伝の刊行を記念しての、著者による連続3回のトークセッションを開催。 その第一弾は「映画篇」と題し、先ごろ公開された安部公房原作による映画『箱男』のメガホンを取られた映画監督の石井岳龍さんをゲストに迎え、製作や 公開の裏話などを、鳥羽耕史さんを聞き手に、存分に語っていただきます。 「映画というものは、劇場でお客さんが観ることによってはじめて完成する」と語る石井監督。絶賛公開中の『箱男』をぜひご覧になってトークに参加され るとさらに楽しめることでしょう。
 10/29第二弾「演劇篇」鴻上尚史さん(演出家) 11/26第三弾「文学篇」古川日出男さん(小説家) 登壇決定!

安部公房展――21世紀文学の基軸

神 奈川近代文学館で、特 別展「安部公房展――21世紀文学の基軸」という展覧会が開催されます。
[会期]2024年10月12日(土)〜12月8日(日)休館日:月曜日(10月14日、11月4日は開館)
[会場]神奈川近代文学館第1・2・3展示室
[参加費]一般800円(600円)、65歳以上/20歳未満及び学生400円(300円)、高校生100円(100円)、 中学生以下は無料 *(   )内は20名以上の団体料金
[開催概要]
 今年生誕100年を迎えた安部公房(1924-1993)。その創作活動は、学生時代の詩作から出発し、『壁』『砂の女』などの小説や「友達」など の戯曲、写真、さらに演劇グループ・安部公房スタジオによる総合芸術の追究と多岐にわたりました。自明のはずの名前や身体、居場所が損なわれることで 自己が揺らぐさまや、従来の規範が突如として転倒する世界を描いた独特の作品は、いまも国境を越え多くの読者を得ています。本展は初公開・初展示を含 む数々の資料により、時代の先端をとらえ続けた表現者・安部公房の全貌に迫るとともに、21世紀の今日において安部作品のテーマが持つ意味を問い直し ます。
[関連イベント]
記念対談
2024年10月27日(日) 「成長する壁と覗き穴」 出演:近藤一弥(デザイナー、本展アートディレクション)、三浦雅士(評論家、本展編集委 員)
2024年11月4日(月・振休) 「安部公房と戦後の政治・芸術運動」 出演:苅部直(政治学者)、鳥羽耕史(文学研究者)
2024年11月17日(日) 「安部公房または『現在って何?』」 出演:川上弘美(作家)、三浦雅士(評論家、本展編集委員)
文芸映画を観る会
2024年11月22日(金)、23日(土・祝) 「砂の女」(1964年 原作・脚本:安部公房 監督:勅使河原宏)
スライドトーク(職員による展示説明)
会期中の毎週金曜日 14:00〜 参加無料(要展示観覧料)・申込不要
会場=展示館1階エントランスホール

出版情報

2024年10月12日、平 凡社から、『生誕100年 安部公房 21世紀文学の基軸』が神奈川近代文学館にて限定発売され、10月20 日、全国の一般書店にて発売されます。

2024年9月27日、青 土社から、『現代思想2024年11月臨時増刊号 総特集=安部公房』が発売されます。

2024年8月28日、新 潮社から、安部公房『死に急ぐ鯨たち・もぐら日記』が発売されました。

2024年8月9日、新 潮社から、安部公房著、近藤一弥編・デザイン『安部公房写真集―PHOTOWORKS BY KOBO ABE―』が発売されました。

2024年7月、ミ ネルヴァ書房から、鳥羽耕史『安部公房 消しゴムで書く』が発売されました。

2024年6月25日、中央公論』2024年7月 号(中央公論新社、990円(税込))が発売されました。私も「生誕100年の安部公房 変貌と一貫の作家の現代性」を寄稿していま す。

2024年2月24日、『芸 術新潮』2024年3月号の「【生 誕100年記念 特集】わたしたちには安部公房が必要だ」(新潮社、1,500円(税込))が発売されました。私も「キー ワード でひらく安部文学の扉」を寄稿しています。

放送情報

NHKカルチャー「カルチャーラジオ 安部公房を読む」

2024年10月3日(木)20:30-21:00、NHK ラジオ第二放送で、「カ ルチャーラジオ 安部公房を読む」という講座を開講します。以降、12月26日まで、毎週木曜日 20:30-21:00に、NHKラジオ第二放送で放送されます。

過去のニュース

鳥羽先生と読む安部公房第9回「壁 S・カルマ氏の犯罪」

POSTOで、鳥 羽先生と読む安部公房第9回「壁 S・カルマ氏の犯罪」が開かれました。
[日時]2024年8月31日(土)19:00-20:30
[会場]POSTO 〒182-0002 調布市仙川町1-19-10
[持ち物]新潮文庫『壁』
[参加費]2000円※学生証提示で1000円

シネマヴェーラ渋谷「生誕百年記念 シネアスト安部公房」

シネマヴェーラ渋谷で、「生 誕百年記念 シネアスト安部公房」の上映シリーズがありました。期間中、石井岳龍監督、鴻上尚史さん、ケラリーノ・サンドロヴィッチさ ん、 岩崎加根子さんのトークの聞き手を務めました。
[日時]2024年8月17日(土)〜23日(金)
[会場]シネマヴェーラ渋谷

徳島大学創立150周年応援プロジェクト「安部公房生誕100年記念講演」

すずらん文学会で、「安 部公房生誕100年記念講演」を行いました。
[日時]2024年8月8日(木)13:30〜15:00
[会場]徳島県立文学書道館
[主催]すずらん文学会
[講義概要]安部公房生誕100年を記念した講演を行いました。

葉々社ブッククラブ「安部公房と東京南部――蒲田、糀谷、下丸子」

葉々社ブッククラブで、「安 部公房と東京南部――蒲田、糀谷、下丸子」という講座を開講しました。
[日時]2024年7月27日(土)18:00〜19:30
[会場]葉々社(東京都大田区大森西6-14-8-103)
[参加費]2,000
[講義概要]『詩集 下丸子』などで東京南部のサークルに関わっていた時代の安部公房に光を当てました。

朝日カルチャーセンター「安部公房生誕百年記念講座 『箱男』失踪の勧め」

朝 日カルチャーセンターで、「安 部公房生誕百年記念講座 『箱男』失踪の勧め」という講座を開講しました。
[日時]2024年4月20日(土)15:30〜17:00
[会場]朝日カルチャーセンター新宿教室
[参加費]会員3,465円、一般4,565
[持ち物]『箱男』のテキストは各自ご用意下さい。どのテキストでもかまいません。
[講義概要]
 安部公房は、詩人から実存主義の小説家、そしてシュルレアリスムの作家へ と、目まぐるしい変貌を遂げ、「変貌の作家」と呼ばれました。その後もルポルタージュ、ラジオドラマ、テレビドラマ、映画、演劇と、さまざまな分 野で活躍した人です。
 今回の講座では、『箱男』という小説をとりあげます。安部公房の作品の中で最も実験的と言われるものですが、1970年代の大学生たちに支持さ れてベストセラーになりました。今年、石井岳龍監督による映画の公開も予定されています。『砂の女』、『他人の顔』、『燃えつきた地図』という 「失踪三部作」に続いて安部公房が手がけた、新たな「失踪」の形とはどのようなものなのでしょうか。ダンボール箱をかぶって都市をさまよう箱男の 世界を探求してみましょう。

安部公房とフランス

パリ日本文化会館で、「安部公房とフランス」と いう講演をしました。録画が公開されています。
[日時]2024年3月5日(火)18:30〜20:00
[会場]パリ日本文化会館
[参加費]無料
[講義概要]
 安部公房という名前から、あなたは何をイメージするだろうか? カフカ的な不条理を書いた国際的な作家? 川端康成と大江健三郎の間のノーベル文学 賞候補者? 勅使河原宏の映画の原作者であり脚本家? こうしたイメージの形成に、フランスは重要な役割を果たした。日本の戦後文学と文化の研究者で ある早稲田大学文学学術院の鳥羽耕史教授は、これまで、安部公房について2冊の本を出し、まもなく『安部公房 消しゴムで書く』(仮題)という評伝を 出版するところである。安部公房は、消しゴムで自分の履歴を消すように、私生活を書かず、過去の作品を書き換えてきた。本講演会では、謎めいた作家で ある安部公房の人生を追求する過程で見えてきた、フランスとの様々な関わりを紹介する。そして、彼の小説や関わった映画を、現在読み直す意義について 考察する。

『砂の女』を研究する

ケ ム リ研 究室が、『砂の女』についてのリーディング&トークを行います。
[日時]2021年6月11日(金)
[会場]LOFT9 Shibuya
[出演]緒川たまき、ケラリーノ・サンドロヴィッチ

砂の女

ケ ム リ研 究室が、『砂の女』を上演します。
[日時]2021年8月22日〜9月5日
[会場]シアタートラム
[上演台本・演出]ケラリーノ・サンドロヴィッチ
[出演]緒川たまき、仲村トオル、オクイシュージ、武谷公雄、吉増裕士、廣川三憲

早稲田大学オープンカレッジ「安部公房の世界」

早 稲田大学オープンカレッジ早稲田校で、「安 部公房の世界」という講座を開講しました。
[日時]2020年1月8、15、22、29日(水)19:00〜20:30
[会場]早稲田大学オープンカレッジ早稲田校
[参加費]会員11,880円、ビジター13,662円
[定員]30名
[目標]
・安部公房という作家についての知識を得る。
・先行研究を踏まえた小説の読解力を身につける。
・20世紀の文学・芸術に対する理解を深める。
[講義概要]
安部公房(1924〜93年)は、1951年に『壁』で芥川賞を受け、1962年の『砂の女』で国際的な名声を得ました。今回の講義では、彼 の世 界 を、二つの長編小説と二つの演劇から紹介します。旧満州を舞台とする冒険小説『けものたちは故郷をめざす』、箱をかぶった都市の浮浪者の手記『箱 男』、人間そっくりの動物をテーマとする『ウエー』、身体表現を重視した実験的舞台『仔象は死んだ』の四作です。これらの作品を通じて、文 学・芸 術の 世界の広がりを実感して頂きたいと思います。
[各回の講義予定]
1月8日:『けものたちは故郷をめざす』1957年
『けものたちは故郷をめざす』は『終りし道の標べに』、『飢餓同盟』に続く三冊目の長編小説です。近年、ポストコロニアルの観点で盛んに論じ ら れ、英 訳も出版されたこの小説を、成立経緯に注目しながら読み解きます。
1月15日:『箱男』1973年
『箱男』は、安部が『砂の女』、『他人の顔』、『燃えつきた地図』という「失踪三部作」に続いて手がけた実験的な小説です。ここではチェ・ゲ バラ に関 わる着想や、安部公房スタジオでの実践との関係から考察します。
1月22日:安部公房スタジオ@『ウエー』1975年
『ウエー』はもともと「奴隷狩」という未完の小説に端を発し、『どれい狩り』として戯曲化し、改作したものを、さらに改題・改作したもので す。安 部が 自ら演出して舞台化したこの作品について考察します。
1月29日:安部公房スタジオA『仔象は死んだ』1979年
安部公房スタジオの最後の作品としてアメリカ各地で上演し、横浜と渋谷で凱旋公演をし、ビデオ作品としても残した『仔象は死んだ』について、 アメ リカ と日本での劇評を参照しながら考察します。

イベント情報

早稲田大学オープンカレッジ「安部公房の世界」

早 稲田大学オープンカレッジ早稲田校で、「安 部公房の世界」という講座を開講しました。
[日時]2019年1月9、16、23、30日(水)19:00〜20:30
[会場]早稲田大学オープンカレッジ早稲田校
[参加費]会員11,664円、ビジター13,413円
[定員]30名
[講義概要]
安部公房(1924〜93年)は、1951年に『壁』で芥川賞を受け、1962年の『砂の女』で国際的な名声を得ました。
いわゆる「純文学」にとどまらず、メディアを超えて活躍した作家でした。
この講義では、彼の世界の広がりを、四つの側面から紹介します。
小説を中心とする文学、ラジオドラマとテレビドラマ、映画、そして演劇です。
20世紀のメディア革命の時代を生きた一人の作家の活動から、文学・芸術の世界の広がりを実感して頂きたいと思います。
[各回の講義予定]
1月9日:共同制作と『壁』
安部公房は1940年代から50年代にかけて、〈夜の会〉、〈世紀の会〉、〈現在の会〉といった芸術運動に関わり、画家、作家、評論家らと共 同制 作を しながら、文学世界を形成していきました。芥川賞受賞作『壁』を中心に、芸術運動と共同制作の成果としての文学作品を検討し ます。
1月16日:ラジオドラマとテレビドラマ
1950年代から60年代にかけて、安部は多くのラジオドラマやテレビドラマのシナリオを手がけました。音声や映像が残る作品を部分的に鑑賞 しな が ら、放送メディアを通した芸術の可能性を考えます。
1月23日:書き下ろし長編小説と映画
1960年代から80年代にかけて、数年に一度、安部は書き下ろしで長編小説を発表するようになります。その中でも、勅使河 原宏によって最後に映画化 された『燃えつきた地図』に注目し、小説と映画の関係や、描かれた団地や郊外の空間について検討します。
1月30日:演劇と安部公房スタジオ
1970年代、安部は自らの名前を冠した演劇グループを率いて、身体的な表現の可能性を追求しました。1950年代以来の俳優座の千田是也と の協 力関 係で実現した舞台も検討した上で、安部と演劇の問題を考えます。
[テキスト・参考図書]
『壁』(新潮社)(ISBN:978-4101121024)※安部公房の短編集。テキスト指定はしませんが、講義の前後に読むと理解が深ま るで しょ う。
『燃えつきた地図』(新潮社)(ISBN:978-4101121147)※安部公房の長編小説。テキスト指定はしませんが、講義の前後に読 むと 理解 が深まるでしょう。

城塞

俳優座「城 塞」を54年ぶりに上演しました。
[日程]2016年1月6日(水)〜17日(日)14時または19時のうち一日1〜2公演
[会場]シアタートラム
[チケット]一般5,400円/学生3,780円(税込)

安部公房の世界

早稲田大学エクステンションセン ター「安 部公房の世界―早稲田大学演劇博物館連携講座」を開講しました。
[日程]2016年1月8日、15日、22日、29日(金)10:40〜12:10
[会場]早稲田大学エクステンションセンター早稲田校
[チケット]会員9,461円/ビジター10,886円(税込)

幽霊はここにいる

る・ ひまわり公演『幽霊はここにいる』が下記日時に上演されるとの告知がありましたが、マ キノノゾミ作『黒いハンカチーフ』に変更されました。
[日程]2015年9月30日(水)〜10月4日(日)
[会場]新国立劇場中ホール

国際的な日本文学研究と安部公房

早 稲田大学オープンキャンパスで「国 際的な日本文学研究と安部公房」という模擬講義をしました。
[日時]2015年8月1日(土)14:10-14:50
[会場]早稲田大学早稲田キャンパス15号館301教室
[参加費]無料
[主催]早稲田大学文化構想学部・文学部

鞄テアタア

ビニヰルテア タア 第6 回公演 短編戯曲集『鞄テアタア』が上演されました。
[日程]2015年7月24日(金)〜27日(月)
[会場]EDITORY神保町
[チケット]前売 2,500円、当日 2,800円、学割 2,300円(受付にて要学生証提示)、【安部公房割】安部公房の本をお持ちの 方 に、受 付にて100円キャッシュバック、【石と波紋割】RAFT『石と波紋』での「鞄テアタア」のチケット半券をお持ちの方に、受付にて500円キャッシュ バック

未必の故意

東京演劇アンサンブルが、スー プ劇場VIII「未必の故意」を上演しました。
[日程]2015年5月17日(日)14時開演
[会場]ブレヒトの芝居小屋
[チケット]一般 1500円、ケンタウルスの会会員 1000円 *全席自由席
[予約][email protected]  または 03-3920-5232 まで

友達

平成26年度文化庁、公益社 団法 人日 本劇団協議会主催、日本の演劇人を育てるプロジェクト、新進演劇人育成公演[演出部門]「友達」が上演されました。
[日程]2014年11月28日(金)〜12月4日(木)11時・14時・15時・18時30分のうち一日1〜2公演
[会場]愛知県芸術劇場小ホール
[チケット]一般 3000円、学生前売 2500円、当日一般・学生とも 3000円 *日時指定・全自由席

巨人伝説

俳 優座70周年記念公演の第5弾として「巨 人伝説」が54年ぶりに上演されました。
[日程]2014年11月6日(木)〜16日(日)13時30分または18時30分のうち一日1公演
[会場]俳優座劇場
[チケット]A席5,400円/B席4,320円/学生3,780円/リピーター4,700円(税込)

安部公房の冒険

アロッタファ ジャ イナ 公演「安部公房の冒険」という新作演劇が上演されました。
[日程]2014年8月23日(土)〜31日(日)13時・14時・18時・19時のうち一日1〜2公演
[会場]新国立劇場小劇場
[チケット]S席=6,000円 A席=5,000円(全席指定・税込)

生政治、生命科学と近代日本の批評

フィラデルフィアで開かれたAssociation for Asian Studies(AAS)の年次大会181 番パネルで、「バタイユとカフカから安部公房へ:岡本太郎と〈夜の会〉経由」という発表をしました。
[日程]2014年3月29日(土)8時30分〜10時30分
[会場]Philadelphia Marriott, Level 3 - Room 306
[プログラム]Biopolitics, Bioscience, and Criticism in Modern Japan: Emerging Ethics after Fukushima
Session Organizer: Takushi Odagiri (Duke University)
After Human: Bio-Praxis of Modern Japanese Thought
*Takushi Odagiri (Duke University)
From Bataille and Kafka to Abe Kobo: Via Okamoto Taro and the Night Society
*Koji Toba (Waseda University)
Criticism without Turn: Kobayashi Hideo, Karatani Kojin, Azuma Hiroki
*Jonathan Abel (Penn State University)
Discussant: Thomas Lamarre (McGill University)
[参加費]3月6日までに申し込みで会員一般130ドル、学生60ドル、非会員一般260ドル、学生80ドル、当日会員一般155ドル、学生 80 ド ル、非会員一般285ドル、学生100ドル

戦後史の切断面(3)―万博とアヴァンギャルド

記録映画アーカイブ・プロジェクトの第12回ワークショップで、安部公房と勅使河原宏の最後の協働製作となった映画『1日240時間』が復元 上映 さ れ、復元に関わった友田義行さんが「『1日240時間』と安部公房・勅使河原宏」という研究発表を行ないました。
[日程]2014年3月1日(土)13時30分〜18時00分
[会場]東京大学本郷キャンパス(赤門横)福武ホール・ラーニングシアター(B2F)
[参加費]入場無料、HP にて事前登録制
[主催]東京大学大学院情報学環(記録映画アーカイブ・プロジェクト)

砂女←→砂男

うずめ劇場第26回 公演で、 安部公房『砂の女』を原作とする「砂女」とE.T.A. ホフマン『砂男』を原作とする「砂男」が上演されました。
[日程]2014年2月7日(金)〜11日(火)14時・19時
[会場]下北沢 ザ・スズナリ
[チケット]一般前売・予約4,500円、当日5,000円、学生3,000円、“女←→男”通し券6,800円

思想としてのテレビ

シンポジウム「思想とし ての テレ ビ 今野勉の映像表現とテレビマンユニオンに関する研究」で、「安部公房とテレビ」について発表しました。
[日程]2013年12月21日(土)11時〜18時
[会場]東京藝術大学 美術学部中央棟第1講義室
[参加費]無料。こ ちらから事前申し込み。

安部公房のジャンル横断

池 袋コミュニティ・カレッジ公開講座「安部公房のジャンル横断 文学―演劇―映画・ドラマ」は、10月5日予定が延期になり、11 月 16日 予定だった奈木隆「安部公房の演劇について」が中止になるなど紆余曲折ありましたが、12月14日友田義行「安部公房の映画について」と1月11日鳥 羽耕史「安部公房の文学について」は(受講者が集まれば)開講される予定でした。が、結局すべて中止となりました。申し訳ありません。
[日程]2013年12月14日(土)、2014年1月11日(土)各13時〜15時00分、全2回、1月11日(土)担当
[会場]池袋コミュニティ・カレッジ、36番教室(JR山手線・埼京線、西武池袋線、東武東上線、東京メトロ丸の内線・有楽町線・副都心線 「池袋 駅」 南口から徒歩3分。西武池袋本店別館8階・9階)
[参加費]会員1回2,056円、一般1回2,581円、会員2回3,927円、一般2回4,977円
[主催]池袋コミュニティ・カレッジ

2013年7月20日(土)〜9月23日(月祝)、東 京都写真美術館の「米 田知子 暗なきところで逢えれば」展、および2013年7月20日(土)〜8月24日(土)、ShugoArtsの「米 田知子 Rooms」展で、 安部公房の眼鏡越しに原稿を写した写真「安部公房の眼鏡 ? 「箱男」の原稿を見る」が展示されました。(2013/7/20)

2012年2月12日と14日、安部公房原作、シェ ル-オーケ・アンデション監督『友達』が24年ぶりに上映されました。トー キョー ノーザンライツ フェスティバル 2012の一環として、ユーロスペースにて。(2011/12/21)

出版情報

2014年3月28日、拙稿「辺境からFrontierへ――The Frontier Within: Essays by Abe K?b?書評」を掲載した『JunCture 05 超域的日本文化研究 特集:日本/アジア/日本』(名古屋大学大学院文学研究科附属「アジアの中の日本文化」研究セン ター、 2014年3月、1,800円+税)が発売されました。

安部公房を語る

2013年12月20日、『郷 土誌あさひかわ』の安部公房関連記事を集めた『安部公房を語る』(あさひかわ社、B5版212頁、300部、本体3,000 円+ 税 150円+送料350円=3,500円)が発売されました。今のところ入手方法はあさひかわ社への電話(0166-22-2226)のみです。楢 木野寛記者による関連記事が北海道新聞2013年12月3日と31日の全道版夕刊に掲載され、前者には私のコメントも載りました。

2013年12月9日、鳥 羽耕史編『安部公房 メディアの越境者』(森話社、四六判上製カバー装416頁、定価3600円+税)が発売されました。岩本憲 児編 『村山知義 劇的尖端』に 続 く 「メディアとパフォーマンスの20世紀」シリーズの2冊目で、国内外の研究者や関係者による、安部の演劇、映画、ラジオドラマ、テレビドラマ、写 真などの多メディアにわたった活動についての論集です。

2013年11月13日、『テ アトロ』2013年12月号(カモミール社、定価1,260円税込)が発売されました。特集1「安部公房没後20年によせ て」で 大橋 也寸、丸山善司、岩波剛、山口果林が寄稿しています。

2013年8月末、雑誌『IMA』 Vol.5(アマナホールディングス)に安部公房による写真14点と、近藤一弥「安部公房 写真の文学」が掲載されました。(2013/9/25)

2013年7月31日、山 口果林『安部公房とわたし』(講談社)が刊行されました。(2013/7/19)

2013年7月25日、『朝日新聞』朝刊に赤田康和記者による「安 部公房、隠し通した「がん闘病」 山口果林さん、手記で語る」という記事が掲載されました。私もコメントを寄せています。同 記事 がブッ ク・アサヒ・コムにも転載されました。(2013/7/26、7/29追記)

2013年6月、Richard F. Calichman, The Frontier Within: Essays by Abe K?b?, Columbia University Pressが刊行されました。表題作の『内なる辺境』はじめ、安部の初期から中期までのエッセイを集めてイントロダクションを付した英訳です。(2013/7/19)

2013年6月29日、『日本経済新聞』朝刊に「安 部公房 今を揺さぶる」という特集記事が掲載されました。(2013/7/19)

2013年5月中旬、木 村陽子『安部公房とはだれか』(笠間書院)が刊行されました。2011年に早稲田大学文学学術院に提出された瀧陽子『安部公房の研究―満洲・共産党・演劇を 中心 に ―』という博士論文をもとにしていますが、大幅に組み替えられたものになりました。(2013/4/30)

2013年4月16日、BC級戦犯の手記をもとに安部公房がシナリオを担当した小 林正樹監督『壁あつき部屋』が、DVD BOX『Eclipse Series 38: Masaki Kobayashi Against the System』(Criterion) とし て発 売されました。国内ではソフト化されたことがない映画です。ただしリージョン1の北米版なので、日本の家庭用DVDプレイヤーでは再生できませ ん。(2013/4/30)

2013年4月23日、『毎日新聞』夕刊に「安 部公房:芥川賞前、弟へ手紙 自信や不安を吐露」という記事が掲載されました。全集未収録の書簡についての報道です。 (2013/4 /24)

2013年3月25日、『朝日新聞』朝刊に「文 化の扉 はじめての安部公房」が掲載されます。同記事がブッ ク・アサヒ・コムにも転載されました。(2013/3/19, 3/25リンク追加,3/30追記)

2013年1月22日、新発見の「天使」を収録した安部公房没後20年記念初期短編集が新潮社から発売されました。当初の仮題はサイト に よって 『(霊 媒の話より)題未定 安部公房初期短編集』 だったり天 使(仮)安部公房初期短編集』だったりしました。(2012/12/19)

2012年11月21日、安部公房や三島由紀夫の全集未収録インタビューを含み、戦後文化運動の知られざる面を見せてくれる幻の雑誌『希 望―エスポワール』 の復刻版が発売されました。私もこ ちらに推薦文を書いてます。三人社の最初の出版で、限定70部のみだそうです。(2012/11/19)

2012年11月7日、安部公房の未発表小説「天使」を収録した『新 潮』12月号が発売され、解説執筆の加藤弘一氏が、書ききれなかった内容を「『天 使』解説・拾遺」として10日に公開されました。(2012/11/11)

2012年2月11日、安部公房の母が書いた小説、安 部ヨリミ『スフインクスは笑ふ』(異端社、1924年)が講談社文芸文庫として出版されました。ちなみに国会図書館にあるも う一 冊の 安部頼実『光に背く』(洪文社、1925年)はタイトルと出版社を変えた同じ小説です。(2012/1/18)

放送情報

2014年1月12日22時15分〜23時、『舞 台芸術への招待('11)』(放送大学テレビ)の第14回、青山昌文「世界の古典演劇--フランス古典主義とディドロ演 劇美 学 --」 に蜷川幸雄インタビューの映像が入り、青俳時代の安部公房の授業の思い出が語られました。

2013年8月29日13時20分〜55分、『徹 子の部屋』(テレビ朝日)に山口果林さんが登場しました。『安 部公房とわたし』出版以降、『日 刊ゲンダイ』7/30号『FLASH』 8/20・27合併号『週 刊現代』8/31号『婦 人公論』9/7号『東 洋経済ONLINE』8/25号のインタビューに続いての放送です。ちなみに黒柳徹子は1959年の連続ラジオドラマ 『ひげ の生 えたパイプ』でテーマソングを歌って火星人キムロ君を演じた他、1960年のラジオドラマ『くぶりろんごすてなむい――泥棒ねずみのお話』で はミケ(猫)役、1962年のラジオドラマ『時間しゅうぜんします』では主人公の「僕」役を演じるなど、安部公房との縁があります。 (2013/8/25)

2013年7月23日27時00分より、小 林正樹監督『壁あつき部屋衛星劇場で HDアップコンバート放送されました。8月1日27時、19日8時45分、31日8時にも再放送されました。(2013/7/11)

2012年8月24日24時30分より、1987 年2月9〜10日放送のETV8「安部公房 文明のキーワード」が再放送されました。(2012/8/21)